【石垣島の台湾人入植者が開拓した嵩田集落——戦後80年のあゆみ】

石垣島の台湾系住民は、台湾が日本に統治されていた戦前に入植するものの、戦後「外国人」とされてしまった。彼らが開拓した石垣島嵩田（たけだ）集落における波乱の人生と、苦心の末に築いた現在の集落の姿を写真と文章で記録した。
嵩田集落は「日本のパイナップル栽培発祥の地」として知られ、戦前に台湾人入植者が持ち込んだパイナップルの経緯にもふれる。松田良孝氏の特別寄稿を掲載。

• 

• 西野嘉憲（にしの・よしのり）

  写真家。1969年大阪府生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、東京の広告制作会社勤務を経て、2005年より沖縄県石垣島在住。漁撈、狩猟など、人と野生の関わりを主なテーマとして日本各地で取材を続ける。一方で、石垣島嵩田集落の日常を30年余り写しとってきた。
  著書に、『石垣島 海人のしごと』（ 岩波書店、2010年）『鯨と生きる』（平凡社、2017年）、『海人』（平凡社、2019年）、『熊を撃つ』（閑人堂、2022年）、『パイナップルに見た夢』（福音館書店「たくさんのふしぎ」、2025年7月号）など。受賞歴に、第5回笹本恒子写真賞など。

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 

書店の方へ

沖縄県内でのご注文は、有限会社琉球プロジェクト TEL / FAX 098-868-1141 へお願いいたします。本の内容、ご注文方法、取引条件など、ご不明な点は立夏書房（担当：西野）までお問い合わせください。

こちらからお気軽にお問い合わせください。